独身ライフを満喫する私を悩ませる両親と同級生たち


私は35歳の独身女性です。

好きな人も、彼氏もいません。

22歳の時に日本を出国しヨーロッパに永住しました。

ヨーロッパの様々な国に住んで13年目になります。

ヨーロッパ諸国では籍を入れずに同棲を続けながら子供を育てるカップルも多く、30代、40代の独身者に対する偏見もあまり感じられません。

離婚歴のある人も数多く、みな元パートナーや子どもと良好な関係を保っています。

そんな社会で22歳のころから過ごしてきたため、すっかり西欧のメンタリティに浸食された私は、30代になっても結婚に対する焦りはあまり感じていませんでした。

ですが問題は日本との風習のギャップから生じました。

両親は私が行き遅れているのを非常に心配し、メールで度々探りを入れてきます。

年に一度帰省すれば、結婚どうするんだと詰め寄られます。

私がヨーロッパにいる間に日本にいる同級生たちはほぼ全員結婚してしまいました。

結婚式に参加していないので実感がないだけで、確かに日本で周りを見渡せば私一人が行き遅れているのが現実です。

ですが、焦って下手な相手を捕まえて後悔するよりは、独身ライフを楽しく過ごすことの方がずっと有意義だと思うのです。

幸いどうしても子供が欲しいといった願望もありませんし、どちらかというと子育てなど自分には無理だと思っています。

子どものころからの夢を叶えて好きな仕事をして生活ができているこの状況に、私は大きな不満はありません。

悩みの種はただただ、日本の家族や友人の評価です。

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