正しいことを言うことが正しいわけではないんだよね。


主人と結婚をして、一緒に生活をするようになって、ぶつかることも増えました。

時々、相手が宇宙人にでもなったのかと思うくらい何を言っているのかが分からなくて、混乱してしまうこともしばしば。

どうしてわかってくれないのかともどかしかったり、憤りを感じたりしてしまいます。

結婚して、一緒に生きていくことになると、どうしても自分の人生と相手の人生を同じように考えてしまいがちです。

それが間違いだということはよく分かってはいるのですが、相手のことを理解したいと思うくらいに、私のことも理解してほしい。

そこのバランスがうまくとれません。

きっと、私が一歩引いて話を聞いたり、気持ちを落ち着ければうまくいくのでしょう。

けれども、そこで抑えた私の気持ちは一体どこへ行くのでしょうか。

最初は気持ちを抑えて丸くおさめることもできましたが、それですべて解決したような気になって笑っている主人の顔を見ると、とても腹が立ってしまいます。

「自分の犠牲の上に今があるのに」という押しつけがましい気持ちになってしまうのです。

あまりにそれが辛いので、自分の気持ちもハッキリと伝えるようにしましたが、言えば言うほど主人を追い詰めてしまっているような気がしてなりません。

主人も「言っていることはわかる」のだそうです。

けれども、「言われたとおりにできるわけではない」とも。

周りの人に相談すると、私の主張はおおむね「正しい」ようです。

「そりゃそうだろう。そう言いたくなるよ。」と共感してくれる人がほとんどです。

けれども「言いたいことを伝える」ことが「関係を良くする」こととイコールでは無いということが最近の悩みです。

人を変えようとせず、尚且つ自分の気持ちを相手に上手く伝えることがなんとかできないかと模索しています。

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