現在34才、息子が2人の専業主婦です。
今は毎日家事と幼い子供達の育児で手一杯ですが、長男を妊娠するまでは営業や事務などの仕事をし、残業三昧の日々を過ごしていました。
新婚時代でも家事は殆どせず、主人も私もお互いの給料を使いたい放題、全てがどんぶり勘定でした。
それが、長男妊娠をきっかけに体調を崩し、それから主人の転勤が決まった為、仕事を辞め、専業主婦になりました。
会社勤め時代は専業主婦に憧れていましたが、いざ自分が専業主婦になると理想と現実の差についていけず毎日泣いてばかりでした。
まず、主人はいわゆる亭主関白で家事は一切せず、私がつわりで吐血しようとも手伝ってはくれませんでした。
金銭面では今までのどんぶり勘定が祟り、お互い節約というものを知らなかったので、主人は私のお小遣いはくれず、何か欲しい物は自分が働いていた時の僅かな貯金を切り崩していました。
しかし、貯金はやがて底をつき、主人には欲しい物がある度にお金を貰うという形になりました。
しかし、何がどうして欲しいのか逐一報告しなくてはならず、自由に使えるお金がなくストレスがたまっていきました。
また、子供が生まれてからは寝ない子供だった為、自分の時間はなく、主人も仕事ばかりで育児には一切協力してくれないし、一人になる時間は皆無でした。
一人で一息つく時間もなく、また自由に使えるお金もなく、まるで私は家事と育児だけをひたすらする籠の中の鳥のような居心地の悪さを感じるようになりました。
金銭面でも時間の面でも自由であった時代を懐かしむばかりです。
結婚し、子供ができると誰しも自分にかける時間は大幅になくなると思います。
しかし、パートでもいいので無理のない限り働きに出ることをお勧めします。
育児や家事の制約からしばし離れられ、息抜きができ、自分のお小遣いができることは精神衛生上とても良いことだと思います。