結婚をして約30年が過ぎます。
結婚当初の頃は何もかもがはじめての事で、新しい生活に慣れるまでいっぱいいっぱいです。
訳がわからずに舅に怒られたり、食の好みや習慣の違いにとまどいました。
はじめての妊娠では夫の優しさに包まれながら、今までにない幸せを感じました。
さすがにはじめての出産は不安もあり、訳もわからずに時間が過ぎたように思います。
二人の子供を授かり無我夢中の子育てでした。
中々思い通りにはいかず、子供の成長と共に自分も成長し、子供には教えられることが多く喜びも悲しみも味わいました。
子供をもって一番感じた事は、親としての責任です。
夫と舅とうまくいかない時期もありましたが、子供がいたからこそ耐える事が出来ました。
子育てをしていく中で、いろんな助言を得る機会があります。
「手がかからなくなると、お金がかかる」と言う話を周りの人から聞いてはいましたが、いざ自分が経験する時期になると身に染みるものがあります。
子供は成長と共に親から離れて行きます。
親離れする事は成長した証拠ですが、いつも後ろをついて来ていた子供が離れて行くのは悲しいし、むなしいものです。
今までしてきた事も必要がなくなり、張り合いを失くします。
子供の成長と共に自分の時間が出来ます。
この時間をどのように使うかで結婚生活は変わり、前向きになれるかが決まると思います。
夫との関係も子供の成長と共に変わり、不満も多く感じますが割り切る事が一番です。
子供も一時は親から離れますが、家庭を持つとまた違った関係を持つことが出来ます。
「親になったら、死ぬまで親だ」と言う言葉を聞いた事がありますが、この年齢になりつくづく感じます。
結婚生活の悩みはつきませんが、その時その時にあった対応で乗り切る事が一番です。