夫の転勤による田舎での子育てで悩んでいたこと、気づいたこと。


私は41歳の3人の男の子の母親です。

結婚をして、夫の仕事の転勤でずっと住んでいた土地を離れました。

新婚当初は自分も自由に動ける時間もあり、寂しさは感じることはなかったのですが、長男を出産してからは誰も知り合いのいない土地の暮らし、子育ては本当に大変でした。

田舎であったこともあり、小さな赤ちゃんを抱っこして買い物をしていたらお年寄りの方が「こんな小さい赤ちゃんを外に出して何を考えているんだ!」と言われたこともありました。

買い物に行かなきゃ食べることもできない。

誰も知り合いがいないから自分で全てしなきゃ生きていけないのに、周りの目がだんだん怖くなって外出もままならなくなってしまいました。

育児中もあってどんどん鬱状態になり、一日誰とも話さず息子が泣いている横で号泣してしまっている事もありました。

公園に行けば、「これからおばあちゃんの家に行って夜ご飯ごちそうになるの!」と言うたわいない話にも過敏に反応してしまい、どうにもならない感情を仕事から帰ってきたばかりの夫に泣いて訴えたりしていました。

それでも時間は過ぎていくもので、長男が幼稚園に入ったことにより私の生活範囲は大きく広がり、同じ境遇のお母さんがいたり、話をしたりする様になって、笑える日々に繋がる様になりました。

今では笑い話ですが、その当時は真っ暗になった空を見上げて訳もなく涙が出たり、長男に手を出してしまいそうになり、そんなことをしそうになってしまう自分に情けなくなってまた泣いたり。

だけど、一人でずっと家にこもっていても何の解決にもならない!

と本当に思います。

「助けて!」や「話を聞いて!」とSOSを出すことは大きなことで、助けてくれる人は意外といるのですから。

一人よがりにならず、地域の人に溶けこもうという努力は必ず相手に伝わり、それにより子育てがうまくいくようになり、結婚生活も楽しくなって夫とも優しく話をすることができるんだなと思いました。

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