20代半ばの頃、1つ年上の彼氏がいました。
スポーツマンな彼は第一印象が爽やかで優しそうで、笑顔が素敵なところに惹かれました。
付き合い始めの頃はめずらしい穴場スポットに連れて行ってくれたり、彼の所属するスポーツクラブでサッカーの試合を見学させてくれたりと、ワクワクドキドキするようなことをたくさん経験させてくれて本当に楽しかったです。
彼の友人にも私のことを紹介してくれて、友人を交えて飲みに行ったりすることもあり、彼や彼の周りが私のことを心から受け入れてくれているような気がして嬉しくもありました。
付き合い始めて約1ヶ月が経ち最初の盛り上がりも落ちついてきた頃、彼とのデートは外出ではなく、彼のアパートとその周辺が主になりました。
それはそれで良いのですが、アパートで過ごす時は彼は昼間でもカーテンを閉めきって、薄暗い部屋でホラームービーやグロテスクな内容のDVDを見続けるのです。
たまに恐い映画を見るのは私もいいかなと思うのですが、毎回だったので彼と会うといつも暗い気持ちになりすごく嫌でした。
思い切って外出しようと提案しても、疲れているからと外に出たがらず、さすがに私もこの人とは合わないかもと思い始めるようになりました。
彼は外面が良く優しそうな印象を与え人気者なのですが、一人の時や気を遣わない人の前では無口で根暗なのだと気が付きました。
そんな彼とは付き合い始めて約4ヶ月で別れることになりました。
私は恋人とは色々な所に出掛けたり、美味しいものを一緒に食べたりして楽しい時間を共有したいので、早々に別れて正解だったと思います。
人は第一印象が大切とは言いますが、第一印象だけで判断するのもリスクがあるなと学びました。