家族がいて幸せな生活だが一人の時間もほしい。ささやかな願いです。


なかなかいい相手に恵まれなくて苦労して結婚したのは35歳でした。

仕事は長く続けていたので、給料もそこそこありました。

でも一人で老後を生きていく自信はありませんでした。

結婚してすぐに子供が生まれて幸せな毎日を過ごしていました。

やがて二人目が生まれました。

忙しい毎日で走るように年月は過ぎて18年が過ぎました。

もちろんいいことばかりではありません。

世間並みに苦労はありました。

会社の業績悪化のために自主退社に追い込まれて、生きていけるかどうかの瀬戸際まで経験しました。

そんな中でも、家庭内は平和で過ごしていました。

可愛い子供たちに恵まれて、頼られることに生きがいを感じました。

しかし子育てはいいことばかりではありません。

いつか来る反抗期は辛いことばかりです。

人並みに一応の幸せをつかみました。

人並みに悩んだり悲しんだりもしました。

これからもきっとこのまま何とか生きていくのでしょう。

みんなに囲まれて生きるのは安心と生きがいに満ちているのでしょう。

しかし、本来は孤独が好きなのです。

一人暮らしが長かったせいか、一人の時間が好きなのです。

今、我が家は狭いので自分の部屋などはありません。

いつもリビングにいます。

みんなが集まるところなので、一人になりたくてもなれません。

夜はゆっくりとお風呂に入って薄明かりの照明の下で映画をじっくり見ることができた昔が懐かしく感じてしまいます。

リラックスできる時間というのでしょうか。

自分一人で過ごす時間が何時間でも欲しいと思ってしまうのです。

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