私は自他ともに認める面食いで、顔さえよければ他のことは辛抱できると豪語していました。
そして、結婚相手は今までのイケメンの中でも選りすぐりを選んだつもりです。
顔はよし。
あとはあまり稼ぎが良くないことと義両親とは距離を縮められそうなところが難なだけ。
それだって、私ががっつり稼げばいいし、義両親とはお愛想を言っておけばいいと軽く考えていました。
プラス、ちょっとお馬鹿。
ところが結婚3年目を過ぎたころ、とつぜんのように「顔、見飽きたな」と感じてしまったのです。
喧嘩をした後だとか、そんなことではなくあまりにも突然の事でした。
そう思った以降は、不思議なまでに「なんか顔を見ていると食欲がなくなる」「喋らなければ我慢できるかも」「早く仕事に行けばいいのに」と、とにかく後ろ向きなことばっかり考えてしまうように。
今では家庭内別居状態です。
なんで私は顔だけで男を選んだのか、悔やんでいます。
どうせ顔に飽きるなら、何で稼ぎの良い男を選ばなかったのか。
既に旦那には期待ゼロなので、あまり頭にきません。
自分に対して男選びをしくじった怒りが湧いてくるだけ。
子供とは気が合います。
お馬鹿でレベルが同じなので、まるで兄弟を見ているよう。
離婚すると私の方が稼いでいるので得をするとは思えません。
財産分与するなんてふざけたことには応じられないので、子供のシッター、もしくは遊び相手として養う感覚でいます。
お互いがリスペクトし合う夫婦が夢だったなぁ…。