主人と結婚する前、話も合うし考え方や好みも似ている、一緒にいて落ち着くしこの人なら一緒に生活してもうまくやっていけるだろうと思っていました。
結婚するならそういう人でないと、と考えていました。
実際、結婚してひとつ屋根の下で初めて生活を共にするにあたって、家事の分担なども決めてうまくやっていました。
主人はそれまで一人暮らしだったので、実家を出たばかりの私より家事全般要領よくしてましたし、私は恥ずかしながら教わっていたほどです。
ですが、やはり時が経つにつれほころびも出てきました。
2ヶ月ほどしてお互い生活に慣れてくると、それまでの気遣いや遠慮もつい忘れてしまうというか。
我慢していたのがふっと緩む場面が出てきました。
それもすごく細かいことです。
バスマットを洗う頻度、ティッシュペーパーの使い方、飲み終わった後のコップの片付け、テレビの音量…どれもささいなことです。
ですが、それまでの自分たちの生活ではこうだった、という習慣があります。
それと違うことをされると気になってしまうのは当然です。
特に私たちはお互いこだわりが強い方だったので。
結婚前はお互い似てるから大丈夫と考えていましたが甘かったな、と。
これが他人と暮らすということなんだと、改めて感じました。
何度か習慣の違いが原因でケンカをしました。
そして気になったことはその場で話し合って解決しようということになりました。
もちろん何十年の習慣がすぐ直るわけはなく、同じことが原因でケンカしましたが。
結局は一緒に生活し続けることで慣れていったように思います。
新たな習慣を作る、これがひとつの解決策なのだと思います。